お客様がご自分で育てた綿の実を、
お店に飾る用に持って来てくださいました。
初めて見た。
と興味深そうに触る方。
コレで何か作るんですか?
と、店主に聞いてくる方。
少し年配のお客様は、
懐かしそうに子供の頃のお話をしてくださいます。
昔はどこの家でも綿の実を作っていて、
ワタクリキ
という器具でタネと綿を分けていた。
その綿を、布団を打ち直す時に入れて貰っていた。
昔は毛布もないし、寒い時はあの重い布団を2枚重ねて掛けて寝た。
などなど。
店主の生活の中では、
ほとんど見かける事のない、綿の実。
どうも脳が認識できないようで、
こんな風にテーブルに置いたばかりの時には、
あら!こんな所にオニギリが!
と、ハッとし、
違う、綿の実だ。
と、修正する、
という事を何度も繰り返しました。
数日経って、やっと綿の実のある生活に慣れました。
せっかくの綿。オーガニックコットン。
何かに使えないかと考えながら眺めています。