6月の終わり頃。
7月の1ヶ月間、
時間に余裕ができる予定の母ツネコさんが、
「店の庭の草取りしてあげようか。」
と言ってくれました。
「助かる。お願いします。」
とすぐにお返事しました。
その数日後。
店主が、
「時間がある時に、草取りに来てね。」
と再度お願いをしたところ、
自分で言い出してから数日しか経っていないのに、
「あ、う…ん。」
みたいな、微妙な返事。
あんまり言うのも悪いので、
それからは草取りの事には触れずに過ごしていました。
7月に入り、時間に余裕ができたツネコさんは、
家の雑務や地域の付き合いを、
通常通りにこなしてくれながら、
前の職場の会合に参加したり、
次の職場の件で連絡をとったり、
友達と食事に行ったり、
友達と買い物に行ったり、
旅行に行ったり、
友達と電話をしたり、
友達を家に招いてご飯を食べたり、
友達の家にご飯を食べに行ったり、
友達の家の仕事を手伝いに行ったり、
友達の受診の付き添いをしたり、
友達の家族の体調を心配したり、
友達の家の掃除をしてあげたり、
ゆきちゃんと昼寝をしたり、
数独をやったりするのに忙しいようで、
一向に店に来てくれる気配がありません。
もう、7月が終わります。
そうですね、店の事は自分でやりますよ。
ええ、草取りくらい、自分でやれます。
一瞬でも草取りをしようと思ってくれた、
その優しい気持ちが嬉しいです。はい。
気持ちだけ、ありがたく頂きます。はい。
でも、草取りいつやるの?
この暑さで日中の長時間の屋外作業は危険。
営業時間内では無理そう。
これは早起きするしかないか…。
今年は毎夏恒例の体重減少もなく、
なんだか元気だから、早起きもできそう。
草取りをきっかけに、
憧れの早起き体質に変われるかもしれない。
と、無理矢理ポジティブに考えながら、
強い日差しと暑さの中でも、
変わらず日々元気に成長していく草達を、
涼しい屋内から眺めています。